しじみを食べて貧血を予防しよう

「鉄といえばレバー」というイメージがある人も多いでしょう。動物性食品に多く含まれるのは、たんぱく質と結びついたヘム鉄。一方、植物性食品に多い鉄は非ヘム鉄と呼ばれ、一般的にはヘム鉄の方が吸収が良く、貧血防止にもおすすめと言われています。

しかし、鉄の吸収率は、食事の内容や腸の健康状態などでも変わっていきます。さらに、動物性食品の過剰摂取が体に及ぼす悪影響などを考えれば、レバーや肉を食べることは決しておすすめできません。

鉄を摂るのにおすすめは「シジミ」です。

シジミは鉄の他、ビタミンB12やオルニチン、タウリンを多く含むため、肝機能の強化にも役立つ優れた食材なのです。

また、毎日の食生活で鉄の摂取源になっている食品は、実は植物性食品が全体の7割を占めています。その主な内訳は、穀類、豆類、野菜がほぼ同じ割合で、そのあとに味噌が続きます。

穀菜食は、植物性食品に多い非ヘム鉄を、体に不可欠な他の栄養素と一緒にバランス良く摂取できる食事です。「鉄といえばレバー」という思い込みは卒業しましょう。

体内の鉄の約70%が赤血球のなかに

赤血球

血液中の細胞である赤血球は肺から届けられた酸素を全身に運び、二酸化炭素を回収・放出する運搬機能をつかさどっています。鉄はこうした働きを担うヘモグロビンというたんぱく質の材料となるため、体内に存在する鉄のうち、最大7割が赤血球のヘモグロビンの成分となっているといわれるほど。体の正常な機能を維持する上で鉄は欠かせないミネラルであることを物語っています。

貧血予防以外の鉄の多様な働き

・活性酸素の除去

・免疫機能の除去

・疲労回復

・皮膚の健康

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